2018年コース紹介
文:プレスポーツ 山口和幸(ツアー監修・スポーツジャーナリスト) |
●片山右京や佐藤琢磨も参戦。モデルの日向涼子も完走
2008年にはピレネーでエタップ・デュ・ツールが行われ、同ツアーに参加した元F1レーサーの片山右京が参加。オタカムの上りまでトップ集団に加わるなど、その才能を発揮した。同じくピレネーが舞台となった2003年には国際興業のアテンドでF1レーサーの佐藤琢磨が参戦した。
さらにはアルプスが舞台となった2015年、モデルの日向涼子が初挑戦し、エタップ・デュ・ツール史上最難関と言われたコースを好タイムで完走した。
●アヌシー〜ル・グランボルナン(169km)
エタップ・デュ・ツールは、ツール・ド・フランスの一区間を走る1万5000人参加の一般大会です。7月8日に開催される第27回エタップ・デュ・ツールは、同17日に開催されるツール・ド・フランス第10ステージとまったく同じものが採用されました。43km地点を頂点とする標高1477mのラクロワフリ峠、距離6kmながら平均勾配11.2%の難度があるプラトーデグリエールの坂、ロンム峠を走り、最後に標高1618mのコロンビエール峠が待ち構えます。大会最初の山岳ステージで、マイヨジョーヌの行方も左右する注目の1日。アヌシーとル・グランボルナンは2013年の第100回大会にも訪問した町で、長い夏休みをのんびり過ごすバカンスの象徴でもあるエリアです。